マイクロエースは、かつてプラモデルを主に取り扱っていましたが1990年代後半から鉄道模型が主製品となりました。
本格的に、鉄道模型に進出したときEF64 1000番台やEF71といった国鉄電気機関車や185系電車といった軽量客車などを製品化しています。製品化したすべてにおいて完成度が高く、特に10系客車に関しては、当時大手各社の製品とは比べ物にならない緻密かつ繊細な技術で再現されており高い評価を得ました。
マイクロエースの特徴は、機関車などは単品販売が多いですが電車などはセット販売するといった点です。商品展開としては、Nケージ・HO/16番ケージ・OEM生産などがあります。
Nケージでは、登場したばかりの新型車両や引退した車両のみならず計画段階で終わった車両など多岐にわたって展開しています。実際の車両のみならず、銀河鉄道999のような架空の車両まで扱っており、同業他社に比べ商品数や種類を幅広く販売することで差別化に成功しました。HO/16番ケージでは、2005年に進出しておりキハ40系をはじめキハ183系、キハ52系と続けて製品化をしています。かつては、縮尺1/80のプラモデルと鉄道模型用の下回りにレール、コントローラーをセットにした「鉄道模型型入門セット」が販売されていました。OEM生産は、2004年にアメリカのアトラスと提携して数種類の製品を生産しています。
マイクロエースでは、ただ製品を購入して終わりではなくその後のお手入れも必要になります。鉄道模型の走行を快適に楽しむためには、日常的に手入れが必要です。走行がおかしかったり、ライトが点滅するといった症状が出た際は、お手入れワンポイントをホームページ上で公開していますので確認すると改善されることがあります。
他の不具合でも気軽に相談できるので、マイクロエースは今でも多くのファンがいます。